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その他の寺田池の魅力
寺田池の水質
- 栄養分が多すぎるため池(アルカリ性ph10程度)ではアオコが発生し、水草が生えにくい。
- 寺田池は水質が中栄養に保たれており、水草が生育しやすい環境にある。(27.7℃、ph6.8、透視度30cm)
- COD:化学的酸素消費量
- 水中にどれだけ酸素を消費する物質が含まれているかを表すもの。どれくらい水が汚れているかが分かる。
- 5~20ppm(他の池と比べると低いが、目標は10ppm以下)夏よりも冬の方が低い(水温とプランクトンの関係か)
- Ph:水素イオン濃度
- 7が中性、7より低いと酸性、高いとアルカリ性
- 植物の多いところは中性に近い、夏場にかけてアルカリ性に傾く、冬場に近づくと中性になる。
- リン酸イオン
- 肥料などの窒素栄養分が水に入るとリン酸値が高くなる。濃度が高くなると水が富栄養化する。
- どの場所も、0.1ppm以下の低い値。寺田池の水は富栄養化した水ではない。(中栄養~貧栄養)
- アンモニウム
- アンモニア性窒素を調べるのに使う。値が高いと生活排水、農業用水が流れ込んでいるといえる。
- どの場所でも値が1.5ppmを超えておらず比較的きれい。(0.5ppm以下)
- 透視度
- 水の透明度を調べるのに使う。値が高いほど透明。
- 夏が最もにごっており、冬と春は比較的透明度が高い。(25~30cm)
土手植物
- カタバミ、ブタクサ、セイタカアワダチソウ、メドハギ、ススキ、ノアズキ、ヘクソカズラ、ヤハズソウ、 アメリカセンダングサ、エノコログサ、アオツヅラフジ、オヒシバ、メヒシバ、ツクシハギ、チガヤ、ヨメナ、クズ、 コセンダングサ、カワラマツバ、ナワシロイチゴ、ニオイタデ(貴重種)
水生植物
- (抽水)
- ハス、フトイ、マコモ、キシュウスズメニヒエ、ヨシ
- (浮葉植物)
- ガガブタ、ヒシ、オニビシ、ホソバミズヒキモ、スベリヒユ、ヤブガラシ、アケビ、アカメガシワ
- (沈水)
- クロモ、セキショウモ(要注意種)、オオトリゲモ、センニンモ、マツモ、ミズオオバコ
- (浮遊)
- アオウキクサ、マツモ、イヌタヌキモ
水生動物
- (魚類)
- ブルーギル、ブラックバス、モツゴ、コイ、フナ、ヘラブナ
- (貝類)
- ヒメタニシ、モノアラガイ
- (昆虫)
- コシアキトンボ、コフキトンボ、ナツアカネ、ウチワヤンマ、チョウトンボ、クロイトトンボ、アオモンイトトンボ、タイワンウチワヤンマ、オオヤマトンボ
景観要素
- ① 水辺緑地帯率(明神の森、北側対岸の森)
- ② 水際線の変化率
- ③ 汀線の景観(堤体が自然形状か人工物か)
- ④ スカイラインの景観
(樹木:自然形状、田畑:半自然形状、人工物の場合は人工形状)
*動植物に関する写真などは、ここにあります。