2023年3月23日放送のBANBANラジオ「うきうきバンビーナ（加古川学講座）」で、平岡・寺田池を語る会の芦谷恒憲氏が「寺田池での地域づくり活動20年」と題して寺田池を紹介されました。

　この20年間、語る会のメンバーの一人として各種行事に携わってきたご経験から、環境保全活動や各種イベント開催を持続可能なものとしていくためには、地域住民の理解や参画はもとより、各種団体とのネットワーク、コラボレーションがとても重要であると力説されました。

重要なことは、組織を束ね、パイプ役となるキーマンの発掘、それぞれの得意分野で利他のために活躍できる人材の育成であり、次代へ引き継いでいくためには、代替わりも含め大きな節目を迎えているのだと。

約1,300年前に灌漑用として人工的に造られた施設は、時代の変化で、地域の交流機能、散歩や森林浴（心身の健康増進）、防災（貯留機能）などの付加価値が加わり、私たちの生活に密接にかかわる居場所となっています。毎日のように訪れる方が増えました。

　芦谷さんは、地域住民一人ひとりが愛着を持ち、地域の誇りと感じてもらうことが大切であり、寺田池に関わる人が楽しく和やかに語り、輪をつくっていくこと。

　すなわち「地域の輪、話、和」が貴重な資源を守り、磨いていく原点となるので、これらからも地域ぐるみで守っていきましょうと、広くリスナーに呼びかけました。