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2025/11/27 「11/16 寺田池PRイベント」の報告
~みんなおいでよ! 輪・和の話(笑)~
令和7年11月16日(日)10時から正午まで、寺田池協議会は加古川総合文化センターで「寺田池PRイベント」を開催し、約150名が参加しました。
第一部「寺田池談義」では、いなみ野ため池ミュージアム運営協議会副会長・池本廣希さんが
「地域資源(コモンズ)を地域ぐるみで守る意義」と題して講演。
冒頭にかいぼりイベントを上空から撮影したドローン映像を紹介し、いなみ野台地にため池が多く造られた理由や、新田開発による流入水減少と村同士の水争いなど、寺田池の歴史を語りました。
先人たちは命の水を守るため交渉や財・労力を投じ、「寺田用水」や「寺田マンボ」などを築いたことは、まさに住民自治の象徴だったといいます。
近年は農地減少で稲作用の役割は小さくなりましたが、生物や人々が集い憩う場として地域に欠かせない資源となっており、「地域の宝」を守り、次世代へつなぐ重要性が語られました。
第二部「ため池講談」では、加古川出身の上方講談師・旭堂南海さんが
『ふるさと加古川(~水の恵みとまちの繁栄~)』を披露。
地元のため池にまつわる思い出や、猫を犠牲にした工事伝説、寺田池の由来や千手観音像の逸話、秀吉の戦いの話などを巧みな話術で紹介しました。
また、寺田用水を造るための曇川からの難工事や、幾度もの村主たちの話し合い、姫路藩への陳情など臨場感あるエピソードも。
水利権が長く受け継がれ、争いや助け合いを経て地域の繁栄に尽くした歴史を振り返り、ため池の価値を再認識させられました。
最後に南海さんは、「池がすぐそばにあり、伝説や歴史、危険も含めて語り継げるのは贅沢なこと。
水がある安心感と地域の宝を守る活動を若い世代に知ってほしい」と締めくくりました。