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2017/09/30 「平岡・寺田池を語る会」「かこがわ人の会」の芦谷恒憲さんがBANBANラジオに出演されました

BANBANラジオ
 「ウキウキ☆バンビーナ」
 「かこがわ学レポート」・かこがわ人の会協力
出演:
 「平岡・寺田池を語る会」「かこがわ人の会」の
 芦谷恒憲(あしや・つねのり)さん
出演日:
 平成24年8月15日(火)12:45~12:52


以下の内容で、番組内で、寺田池をPRされました。

寺田池と地域づくり

 寺田池周辺にある明神の森は、都市化する加古川市平岡地域の中で、身近に自然と親しめ、そして広々とした風景が心安らぐ憩いの場所となっている。
 寺田池は、加古川市東部のJR東加古川駅の北東約1kmに位置する皿池で、面積は約2haである。
 南側には五社大神社があり、周辺は杉、赤松、くろがねもちなどの鎮守の森があり、寺田池の南に隣接している。
 1990年に選定された加古川市40選の一つで遊歩道など周辺が整備され市民の憩いの場所になっている。
 寺田池のほか、いなみ野台地に点在するため池を囲む地域では、その自然や文化に着目し、地域でため池に関心を持つ人たちに地域づくりが行われている。
 地域の輪を広げ、ため池を核としたネットワークへの参加の輪を広げるため、交流イベントが各地域で行われている。
 このイベントが継続する鍵は、楽しいこと、興味があること、趣味と実益などが考えられる。実践活動に結びつけるためには、交流拠点などの場づくりが必要である。
 イベントが身近であれば参加者が集まりやすいため、地域の人の利害や当事者意識を持たせるしかけが必要である。
 地域の関心のある人に参加を呼びかけ、それぞれの関心に合わせてきっかけをつくり、そこから専門家を発掘し、そこから人のネットワークをつくり、リピーターを増やすことがイベントを定着化させ活性化する鍵である。

 ため池の効用は、農業用水の確保のほか、地下水資源の確保、洪水調整などの防災機能、気温調整など環境を守る機能を備えている。
 さらに、ため池及びその周りの集落などの原風景は、先人の文化を知る機会であり、自然に触れる場でもある。
 そこには華やかな都会にはない機能が秘められている。そのため池の魅力を情報発信にしていくことがよりため池を身近なものにすると考えられる。
 地域に住む人が、地域を見詰め直すことにより、普段何気なしに見過ごしてきたまちの美しさや醜さがあらためて発見できる。
 地域の自然を守ろうなど具体的な問題意識を持って地域を見れば、地域への関心や愛着心がさらに深まり、新たな地域づくりへの展開が期待できる。

 寺田池を所有・管理する町内会、水利組合の呼びかけに、平岡北小学校区の町内会、PTA、兵庫大学、県立農業高校などが加わり、さらには寺田池に関心を持って取り組み進めていた「まちづくり懇談会」のメンバーが加わり2003年に「平岡・寺田池を語る会」が発足した。
 ため池の保全活動を行う寺田池協議会とも協力しながら、環境保全活動やため池に親しむイベントなどに取り組んでいる。
 ため池の関係者でなくても、寺田池に関心のある人が自由に出入りするゆるやかな連携組織で運営している。
 さわやかウォーキング、バードウォッチングなど季節に合わせたイベントを開催し、寺田池を核としたゆるやかなネットワーク(平岡・寺田池を語る会)により地域づくりの輪が広がった。
 2006年度から堤体改修工事、遊歩道整備と順次着手し、2009年2月に完成した。
 2009年11月にリフレッシュ・スポーツ大会が行われ、多くの市民が整備された周回道路(約1.5km)を歩いた。2010年3月、農林水産省が募集した「ため池百選」に寺田池が選ばれた。
 寺田池を始めとしてため池が地域の誇りとしてすばらしい自然環境を地域の皆で守り育てていく取り組みに参加していきたいと思う。


1 寺田池とは

JR東加古川駅北東約1㎞ 周囲1.56㎞ 面積約2ha(甲子園球場の約1.4倍)

加古川市「わがまち60選」(No23寺田池・明神の森)、農林水産省「ため池100選」(2010年選定)

明神の森整備1998年、寺田池協議会設立・寺田池を語る会発足2003年、見守り隊発足2007年、堤体改修工事、遊歩道整備2009年、寺田池協議会維持管理開始2010年

市内で一番大きい池、2番目に古い池(892年頃平安時代築造「寛平池」、一番古い池:駅ヶ池(うまやがいけ)野口町)奈良時代築造(8世紀)

2 寺田池の魅力は
   共通 クリーンキャンペーン
   春  ウォーキング、お花見会
   夏  自然観察(野鳥や動植物)
   秋  ウォーキング、観月会(星空観察会)
   冬  自然観察(野鳥や動植物) 冬の渡り鳥50~60種確認(野鳥の会会員調べ)

 カワセミ、マガモ、アオサギ
 アサザ、オニバス
 外来種 ミシシッピアカミミガメ、ブラックバス、ブルーギル、ヌートリア

その他 寺田池発表会(活動報告)

 池を知る:農業用水、洪水防止、防火用水、動植物生息・生育、地域交流(ウォーキング、ラジオ体操
 四季のイベント)

3 地域づくりのために
寺田池キャラクター 地域を守ろう寺田池(和亀)在来種保護
地域の誇りとしてすばらしい自然環境を皆で守り育てる