>活動報告>メイン行事

2010/02/11 「ガガブタ移植作業」を体験した平岡中学校の生徒さんの感想文

~「ガガブタ移植作業」~

 2009年6月に行われた平岡中学校「トライやる・ウィーク」で、新在家農業会館に来られた生徒さんに、「ガガブタ」を寺田池に移植する作業を行って頂きました。
 ご苦労様でした。

 その時の生徒さんが学校に提出した感想文が届きましたので、ご紹介します。

1組 竹村 翔大 君

 僕は休日対策として、寺田池に行って活動しました。
 そこでは、新在家町内会の皆さんの協力を得て、寺田池にガガブタと言う水生植物を移植する作業をしました。
 けれど、僕は、この作業をする前、とても不安でした。
 なぜかと言うと、僕は、あまり川や池に入ったことがなかったので、ちょっと怖かったことと、「ガガブタという絶滅種を本当に僕らが池に移植していいのだろうか。」、「ちゃんと移植することができるのだろうか。」など、いろんな不安があったからです。
 しかし、不安を打ち消すように、町内会の方々がやさしく教えて下さったので、安心して、ガガブタの移植をすることができました 。

 しかしこのトライやる・ウィークを通じて僕達の悪い面も分かりました。
 それは、分かっていないのに分かったふりをしたり、質問ができなかったことです。
 やはり、もっと自分から積極的に取り組むべきだと思いました。
 短い1日でしたけれど、この1日、僕らは、何事に対しても、積極的に行動できなかったので、これから改善していこうと思います。
 また、寺田池は、僕達の町にある池なので、もっと僕達が、寺田池やそれを取り巻く環境問題について真剣に考え、将来は、僕たちが守っていかなければいけないと思いました。

1組 橋本 航 君

 僕は、休日対策として、新在家町内会の皆さんにお世話になりました。
 活動内容は、寺田池に入り、「ガガブタ」という絶滅危惧種にしていされている水生植物を移植することでした。
 「ガガブタ」は、水草で中栄養のため池に多く繁殖していて、よいところは、大きな波がきても、水辺では小さくしてしまい、岸の浸食を防ぐという点でした。
 また、今回、ため池の重要さや、池の絶滅危機の植物がいることを知り、池や自然に対する見方が変わり、自然の大切さがわかりました。
 そして今、絶滅危機の植物が、どういう風な状態なのかを知った以上、僕たちが、これから守っていかなければいけないと思いました。

 今回の反省点は、池の説明をされているのに、判ったふりをして聞いていたり、返事を返さないなど反応を示さなかったことが、いけなかったと思います。
 このトライやる・ウィークでは、池に入るという普段できない貴重な体験をすることができました。
 身近に生活しているところに、絶滅危機の植物があるということを知り、自然の大切さを感じました。
 これからは、寺田池をはじめ、身近なため池についてもっと興味を持ち、環境保護についても考えていきたいです。

 2組 杉本 拓也 君

 僕は小学校のときに、自治会主催の寺田池に関するビデオ教室に参加しました。
 そのときに水を抜かれた寺田池の中に入った事がありました。
 だから、水の抜かれた寺田池を見たことがあります。
 今回は、水の入った寺田池を見ることができました。
 久々に寺田池を見て、「また、ゆっくり寺田池を見ることができるとはな。」と思いました。
 僕たちは、池に入って、ガガブタを植えていました。
 なぜか先生たちが入ってこないので「先生たちは何で池に入らないのですか。」と聞くと、「先生たちは、ほかの事業所にいかなくてはならないから、時間がなくて無理なんや。」と言われました。
 長靴をはいて、池の中に入ると、足がすごく重かったです。

 お昼御飯を寺田池の休息所で食べた後に、新在家農業会館に行きました。
 事業所訪問したときは、2階までしか見られませんでしたが、3階に行くと部屋がすごく大きく、教室3クラス分はありました。
 だから、掃除に時間がかかり、すごく疲れました。
 途中、ご好意でお茶をもらいました。
 ありがとうございました。

 4組 馬場 絢也 君

 このトライやる・ウィークで教えてもらったことは、人間は、自然と一緒に生きているということです。
 今回は、地域のみなさんと、ガガブタを寺田池に返させていただきました。
 初めて池の中に入りました。
 池にガガブタを返すときは、出来るだけ深くうめて、抜けて浮かんでこないようにしました。
 その時、「早く育ってほしい。」と思いました。
 そして、鼻が咲くところを見てみたいです。
 他にも、寺田池の仕組みも教えてもらいました。
 そのことは今後も忘れないようにしていきたいです。

 その後は、農業会館に行って掃除をしました。
 ものすごく汚い場所もあったけれど、ほうきではいたり、雑巾で拭いたりと何回もしていると、とてもきれいになって、すっきりした気持ちになりました。

 このトライやる・ウィークで、自然と触れ合うことができてよかったです。
 その中で、今、自然は消えつつあることを知りました。
 大切な自然が絶滅しないように、自分ができることを考えていきたいと思います。

7組 藤原 滋記 君

 僕は、普段あまり自然と触れ合うということがないけど、このトライやる・ウィークで、寺田池の中に入り、ガガブタという水草を移植したり、いろんな草を見つけたり、普段出来ないことが出来てよかったです。
 寺田池に入ったときは、意外と深くて、池にはいったりするのは少し嫌だったけど、事業所の方が、移植の仕方を教えてくださり、みんなで楽しくすることが出来ました。
 その後、専門の方がいろんな草を紹介してくださったり、池の仕組みを教えてくださいました。

 このトライやる・ウィークでは、自然と触れ合うことが出来てよかったです。
 これからは、地球の環境や絶滅などの問題にも興味を持っていきたいと思います。